私たちの未来をはぐくもう
2024年6月号
はぐくみ徳島紙面シリーズ 企画制作◎徳島新聞社営業局
鳴門市では、
令和4年度から7年度までの4年間を
「子育て世帯定住促進施策の集中実施期間」と位置づけ、
若年層が転出する主な機会である
「出会い、結婚・新生活、妊娠・出産、就学前から高校、住宅取得」
といった各ステージの子育て世代を、
様々な施策で包括的にサポートする
「なるとまるごと子育て応援パッケージ事業」
を展開しています。
鳴門市役所こども未来創造部子育て支援課
TEL.088-684-1563
FAX.088-684-1843
kosodateshien@city.naruto.i-tokushima.jp
「なるとまるごと子育て応援パッケージ事業」はこちらから>>>
左から
「こども家庭センター長」和田録樹さん、「ネウボラ保健師」曽根香保里さん
「ネウボラ保健師」鳥羽由記さん、「ネウボラ助産師」米田真由美さん
「ネウボラ公認心理師」渡邉智代さん
鳴門市 こども家庭センター
鳴門市では、「安心して妊娠・出産・子育てできるまち」をめざして、妊産婦、子育て世帯、お子さんへの相談体制や支援をより一層充実させるため、今年4月に「こども家庭センター」を開設しました。
すべての妊産婦、こども、
子育て家庭をサポートします。
 「こども家庭センター」は妊娠・出産・子育てについての相談拠点の「ネウボラ」と、育児相談の窓口となる「家庭児童相談室」で、保健師、助産師、公認心理師や相談員が相談に応じ、利用可能なサービスの案内などを通して安心して子育てができるようサポートしています。
ネウボラ
 ネウボラとは、フィンランド語でアドバイスの場(neuvo=アドバイス・la=場所)の意味です。妊娠中の健康管理から子育ての悩みなど妊娠期から子育て期にわたるまで切れ目のない支援を行っています。
 助産師の米田真由美さんは「今、産後悩まれているお母さんも多いので、ちょっとでも地域で助産師としてお母さんとこどもを支えられたらいいなと思っています。妊娠中の生活面や出産の準備についての相談やアドバイス、産後のお母さんには体の回復、授乳のセルフケア、体全体のケアなど、困った時にすぐに手を差し伸べてあげるような場所でありたいと思っています」。
 公認心理師の渡邉智代さんは「主に妊産婦のメンタルヘルスや、お子さんの発達の相談を受けています。心理師って聞くと病気だと思われないかと不安を抱えている方も多いので、その不安も含めてお話しを伺うようにしています」。
家庭児童相談室
 家庭児童相談室では「最近、こどもが言うことを聞いてくれない」「学校に行きたがらない」「余裕が無くて、こどもに辛くあたってしまう」などの相談を受け付けています。また児童虐待、ヤングケアラーに関する相談も専門の相談員が専門機関と連携して相談対応を行います。
 こども家庭センター長の和田録樹さんは「こどもたちが健やかに育つのに必要な支援をひとつに集約して相談できる場所です。そして継続的な支援ができる組織です。一人で何とかしようと無理をせずに、まずは気軽にこども家庭センターをご利用ください」。
こども家庭センター
鳴門市撫養町南浜字東浜24-2(鳴門市健康福祉交流センター内)
受付時間:午前9時~11時、午後1時~4時
TEL.088-684-1561 FAX.088-684-1370
左から
「児童発達支援管理責任者」田中千春さん、
「アトレ所長」 波里史子さん、
「元鳴門教育大学特命教授」 井上とも子さん、
「社会福祉法人いずみ福祉会法人本部長」 泉清美さん
「成稔園長」 美保みどりさん、
「鳴門市こども未来創造部長」 黒濱政章さん
社会福祉法人いずみ福祉会 児童発達支援事業所
アトレ
鳴門市では、民間事業者との連携による就学前教育・保育ニーズに対応できる子育て支援に取り組んでいます。
そのひとつに、社会福祉法人いずみ福祉会との連携による県内初の「公私連携幼保連携型認定こども園成稔」を開設。同一敷地内に児童発達支援事業所「アトレ」を併設し、地域に根ざした「インクルーシブ教育・保育」を推進しています。
特性を魅力に
こどもの可能性は無限大
 児童発達支援事業所アトレは、こどもの発達に応じた支援を実施し、違いを受け入れ、支え合い、お互いを認め合い過ごす場です。特に、こども同士の関わりやコミュニケーションが苦手だったりするこどもの滑らかな就学を重視して発達に応じた療育支援を実施しています。
 アトレの特徴は「公私連携幼保連携型認定こども園成稔」と隣接し、療育支援を効率的に行える立地環境が整っていることです。そして「成稔」を利用するこどもの行動を、アトレの専門家による知見に基づき、「成稔」と「アトレ」のスタッフが連携を密にしながら、早期発見と支援へつなげることができます。また、同じ町内にある「幼保連携型認定こども園IZUMI」をはじめ、町外の保育施設を利用している方には、送迎にも対応しています。
 アトレは鳴門教育大学とも連携しており、元鳴門教育大学特命教授の井上とも子さんが常駐し、専門的な指導を行っています。井上とも子さんは「昔と比べると児童発達支援事業所は倍増しています。しかし、まだ利用に踏み切れない保護者もいらっしゃいます。その不安や、辛い気持ちをここでサポートし、早めの利用を勧めています。最初は不安だった保護者もお子さんを正しく理解し、アトレでお子さんの変化を実感することで、少しずつお子さんの成長を優先して考えられるようになっています。発達障がいは軽微な障がいだとも言われており、幼児のころから支援を受けることにより、小学校での集団生活への対応や、将来、社会に出てからの生活のしにくさを少しでも緩和できるようになります」。
公私連携で地域をつなぐ
 アトレを利用する保護者のAさんは「アトレを利用するようになってから、こどもが自分で気持ちを整理して折り合いをつけ『まあいいか』と思えるようになっています。こども自身も私も楽になりました。友達同士とのかかわりも増え、トラブルもあるけれど、喜びも感じているようです。ここは施設も地域もオープンで風通しが良い環境で、小学校も隣にあるのでこどもの成長に合った支援も受けやすいところです」。
 鳴門市は公私連携施設を活用し、保護者のニーズに合った質の高い支援を提供することで、ここから発達障がいへの理解が進むことを目指すとともに、公私連携施設と児童発達支援事業所等を併設することにより「インクルーシブ教育・保育」の充実に取り組んでいます。
社会福祉法人いずみ福祉会 児童発達支援事業所
アトレ
徳島県鳴門市鳴門町高島字北221
TEL.088-660-3088 
FAX.088-660-3628
鳴門市9つの無償化
  • 保育料を0歳から完全無償化
  • 中3生給食費の無償化
  • 一般不妊治療費の無償化
  • 中学生の英検受検料の無償化
  • 新小学1年生ランドセルの無償化
  • 就学前障がい児の発達支援 無償化
  • 保育所・幼稚園・認定こども園
    副食費の無償化
  • 「葉酸サプリメント」の無償配布
  • 中3・高3生相当への
    インフルエンザ予防接種の無償化
鳴門市 新庁舎
授乳室、キッズスペース
新庁舎が完成し、授乳室やキッズスペースを設置しています。お子さんと一緒に安心して新庁舎をご利用頂けます。
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