私たちの未来をはぐくもう
2024年9月号
はぐくみ徳島紙面シリーズ 企画制作◎徳島新聞社営業局
阿南市
次代を担う子どもたちが、心身ともに健やかに育っていくことは、みんなの願いです。
阿南市では、子どもたちの健やかな成長を重視し、
質の高い教育・保育や子育て支援を安定的に提供できるよう
子ども・子育てに関する施策を総合的かつ計画的に実施してまいりました。
一方で、望ましい子育て環境は、単にサービスや支援メニューの充実、
また子育て家庭への経済的支援を行うだけで実現できるものではないため、
「第一義的には保護者が責任を持つ」という基本的認識を前提としつつ、
地域や学校、行政などが一体となって「子育ち」「子育て」の支援を推進し、
「こどもまんなか社会」の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
親子の絆づくりプログラム
“赤ちゃんがきた!” BPプログラム
阿南市では、親子の絆づくりプログラム“赤ちゃんがきた!” BPプログラムを実施し、
子育て中の親子の絆づくり、仲間づくりの場を提供しています。
この取り組は今年で11年目を迎え、今までにたくさんの親子がこのプログラムに参加し、
親子と母親同士の絆をはぐくんでいます。
絆をはぐくむプログラム
「親子の絆づくりプログラム“赤ちゃんがきた!”BPプログラム(以下、BPプログラム)」は、乳幼児期の子育て中の母親と赤ちゃんが一緒に参加して、親子の絆づくり・仲間づくり・学びができるプログラムです。
現在、阿南市では初めての赤ちゃんを育てている母親のためのBP1プログラムと、2人目以降の赤ちゃんを育てている母親のためのBP2プログラムを実施しています。
BP1プログラムは、一週間ごとに4回、BP2プログラムは一週間ごとに5回、同じメンバーで集まり、認定BPファシリテーターが毎回テーマに沿った内容をテキストやDVDを使って実施しています。
参加した母親からは「初めての育児で不安に思っているのは自分だけではなかった」「子育ての捉え方、考え方の違いがあることが分かって気持が楽になった」「家で子どもと楽しく過ごせるようになった」など、最初の不安な気持が回を重ねるごとにいろんな子育てがあっていい、70点くらいの育児がちょうどいいという安心感に変わっていったと言います。
また、同じメンバーで赤ちゃんの成長を一緒に喜んだり、悩みを話し合って過ごしたことで、仲間意識が生まれ、プログラム修了後も連絡を取り合い食事会や、季節の行事を一緒に楽しんでいます。
昨年9月にBP1プログラム参加した母親の一人は「グループラインで連絡を取り合い、月に一回集まっています。今はBP1で話していたころの話題とは違って、子どもの成長に合わせた経験をお互いが話し合い、みんなで子育てを支え合う頼もしい仲間になっています」と話します。
昨年度はBP1プログラムに54組、BP2プログラムに26組、計80組の親子が参加しました。今年度も同数程度の参加者を見込んで実施中です。BPプログラムに参加したことで結ばれた親子の絆は今もたくさんのお母さん方をつないでいます。

BP1プログラムでは◎新しい出会い◎赤ちゃんのいる生活
◎赤ちゃんとの接し方◎親になること、の4つテーマを順番に実施し、親子の絆をはぐくんでいます

赤ちゃんがきた!実行委員会徳島南部ではBP1、BP2プログラムを
修了した親子の交流会も実施しています。
BPプログラムで知り合ったグループ同士の新しい出会いが生まれています
親子の絆づくりプログラム
“赤ちゃんがきた!”BPプログラム
主  催:阿南市保健センター
受託団体:赤ちゃんがきた!実行委員会徳島南部
協  力:阿南市こども支援課・徳島県南部こども女性相談センター
阿南市 地域子育て支援拠点事業
多世代地域交流スペース「はのっこ」
県内で初めて認定こども園に併設された多世代交流スペース「はのっこ」は、
子育て世代と地域の方が集う交流の場です。
子育てに関する相談や情報交換・地域交流・イベントなど、
世代を超えた地域のコミュニケーションの場として活用されています。
多世代交流と子育て支援
 阿南市で子育て中の家族に人気の多世代地域交流スペース「はのっこ」(以下、はのっこ)。ここは昨年5月、阿南市のエクセレント羽ノ浦こども園に、県内初の多世代交流と子育て支援の機能を併せ持つ施設が誕生しました。施設内には子育て支援室と、地域の方が気軽に立ち寄れる地域交流スペースが同じフロアにあり、世代を超えた交流が生まれています。
 子育て支援室では地域のボランティアの協力で、ギター弾き語り、ベビーマッサージなどのイベントや体験ができます。また、保育所・幼稚園教諭の資格を持ったスタッフによる季節の行事を始め、工作、絵本の読み聞かせ、親子のスキンシップのお手伝いなど、親子で楽しく安心して過ごせる支援室になっています。
 「はのっこ」には、地域住民も利用できるカフェがあり、昼の時間帯には地域の高齢者と子育て中の親子が一緒に昼食を楽しむ光景が見られます。
 カフェをよく利用するというお年寄りは「かわいい赤ちゃんの笑顔や、笑い声が聞こえる安らぎの場所です」と言います。子育て支援室を利用する親子は「昼食にかける手間も省けるし、自分もゆっくりと子どもと食事ができます。ママ友と一緒におしゃべりもできて助かっています」と、人気の理由を話します。
 統括園長の尺長(たけなが)良子さんは「カフェの軽食は、こども園の栄養バランスの取れた給食を安く提供しています。離乳食ではないですが、ここを利用する子どもたちには具材を細かく切って食べやすいようにしています」と、こども園に併設したことで、栄養面、価格面でも利用者に喜んでもらっていると話します。
 現在「はのっこ」では300名を超える親子の登録があり、地域の人々も子育て家族も一緒に支え合う新しいコミュニティーが生まれています。

ベビーマッサージ

子育て支援室ではママ友とゆっくりと昼食を楽しめます
多世代地域交流スペース
「はのっこ」
◎子育て支援室開館日:月曜日~金曜日
 開設時間:10:00~13:30、14:30~16:00 休館日:土・日・祝日・年末年始
 徳島県阿南市羽ノ浦町中庄やたけ1-1(エクセレント羽ノ浦こども園)
 TEL:0884-24-8351
子ども第三の居場所「あすきら」

あすきらでは、様々な体験活動や世代間交流等を通じ、
自分を信じ何事にもチャレンジできる子どもを育むために、次のメニューを提供しています。

安心な居場所  ② あたたかい食事  ③ 生活リズムづくり

④ 学習サポート  ⑤ 体験活動
【開所日時】



【対象者】

【場 所】


【問い合わせ先】
月・水・金:14:00~18:30
土・長期休業日:10:00~16:00
※土曜日の開所は月1回程度

阿南市在住の小学生から高校生年齢相当の居場所を必要としている子ども

阿南社会福祉会館3階(阿南駅徒歩1分)  
阿南市富岡町今福寺40-17

地域共生推進課 電話0884-22-3440
あすきら 電話080-8701-7256
【開所日時】
 月・水・金:14:00~18:30
 土・長期休業日:10:00~16:00
 ※土曜日の開所は月1回程度
【対象者】
 阿南市在住の小学生から高校生年齢相当の居場所を必要としている子ども
【場 所】
 阿南社会福祉会館3階(阿南駅徒歩1分)
 阿南市富岡町今福寺40-17
【問い合わせ先】
 地域共生推進課 電話0884-22-3440
 あすきら 電話080-8701-7256
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